この記事では自分の足で10社以上ラン活体験をしてきたランドセルマニアの私が、人気工房系のランドセルを特徴別に徹底比較しています。
つきしば家おすすめの工房系ランドセルランキングで第1位~第10位までお届けしてきましたが!!
ランキングなので、あくまでも全体的なバランスを見て総合的に決めました。
わかります!
総合的におすすめとわかっていても、子どもが違うといったら違うのです(笑)
わが家も長女が良いと言っても、次女は嫌!ということもしばしばw
ランドセルを6年間使うのは子ども自身ですから、子どもが選びやすいように特徴別に比較ができると嬉しいですよね^^
まずはわが家で体験した人気工房系ランドセル15社をまとめてみました。
機能性 | 耐久性 | デザイン性 | |
山本鞄 | ◎◎ | ◎◎ | ◎◎ |
池田屋 | ○ | ◎ | 〇 |
土屋鞄 | 〇 | ◎ | ◎ |
羽倉鞄 | ◎ | ○ | ◎◎ |
黒川鞄 | ◎ | ◎ | ○ |
カザマランドセル | ○ | ○ | ◎◎ |
村瀬鞄行 | 〇 | 〇 | 〇 |
萬勇鞄 | 〇 | 〇 | ◎ |
モギカバン | ○ | ◎ | ○ |
カバンのフジタ | 〇 | 〇 | ◎ |
横山鞄 | ◎ | △ | ○ |
澤田屋 | ◎ | △ | △ |
中村鞄 | ◎ | ◎ | ○ |
生田鞄 | ◎ | 〇 | ◎ |
大峡製鞄 | △ | ○ | ○ |
ちなみにですが、ランドセル工房15社ともすべて子ども連れで体験済みです^^
ここからランドセル工業協会からのアンケート結果&自分の足でラン活してきた体験談をもとに特徴別に比較していこうと思います!
【工房系ランドセルを6つのポイントから比較】
>>おすすめランドセルランキングとはちょっと見方をかえた工房系ランドセルを特徴別に比較していきます。
ぜひお楽しみください♪
目次
当サイトおすすめの工房系ランドセルを特徴別に徹底比較!
当サイト工房系ランドセルを特徴別におすすめする前に>>総合ランキングベスト5を振り返っておきましょう。
それでは、今回は工房系ランドセルを特徴別に比較していきます。
【ランドセル選びに失敗しない6つのポイントから比較】
ちなみに、サクっと比較したい方向けに早見表も作ってみました!
『使いやすさ⇔背負いやすさ』『シンプル⇔カラフル』にポイントにおいて、特にランドセルで気になる部分に注目してみました。
ランドセル選びをするきっかけ作りにぜひ使ってみて下さい。
1.『背負いやすさ』から比較
ランドセルの背負いやすさを決めるキーポイントは大きく3つあります。
- 背カン
- 肩ベルト
- 背当て
背カンには『左右に動く可動タイプ』と『固定タイプ』にわかれますが、やはりラン活をしてきて背負いやすさを感じたのは左右可動式タイプでした。
そして、
背カンに『立ち上がり肩ベルト』が加わると、さらに背負いやすくなります!
[引用画像:黒川鞄ランドセル口コミ]
立ち上がり肩ベルトの特徴は背負う前からベルトが立ち上がっているので、そのまますぐにランドセルを背負うことができます。
ちょっとしたことですが、これが子どもが背負うときにとっても助かるんです!
ちなみに長女は>>中村鞄ランドセルで購入しているので立ち上がりベルトはありません。
やはり立ち上がりベルトのフィット感は素晴らしいです!
子どもの肩にピタッっとくっつくんですよね。
ちなみにですが、こちらは末っ子がまだ2歳半くらいに背負った>>黒川鞄ランドセルです。
このフィット感…!すごすぎませんか?
ただ、立ち上がり肩ベルトは背負いやすい分、収納性に課題があります。
中村鞄ランドセルと羽倉ランドセルを比較してみたところ、サイズはあまり変わらないのに厚みや大きさが違って見えます。
それでも、立ち上がりベルトは絶大な人気を誇ります!
当サイトで大人気の山本鞄ランドセルも、
立ち上がりベルトを採用しております!
昨年はタブレット型ランドセルを開発してみたりと勢いがあります!
背当ては工房によって腰の部分に厚みをもたせたり、デザインをいれたり、オリジナルはでやすい部分です。
触ってみると色んな質感を感じられて楽しいですよ!
個人の好みにもよりますが山本鞄ランドセル、黒川鞄ランドセル、羽倉ランドセルの背当てクッションは触ったときにすごく厚みを感じました。
横からみると厚みの違いがよくわかりますよね。
ただ、厚みが薄いからといって背負いにくいということは全くありません。
工房系ランドセルはどの背当ても秀逸なので、お子さんの背負った第一印象で決めてもいいかもしれません。
2.『重さ』から比較
主にランドセルの素材に取り入れられるものは『本革(天然皮革)』と『人工皮革』にわかれています。
- 牛革🐄・・・本革
- コードバン(馬)🐴・・・本革
- クラリーノ…人工皮革
この辺りがランドセルでよく聞く革の定番ですね。
一昔前までは本革の方が耐久性も高くて良い!といわれていましたが、現在、人工皮革の技術開発・進化が目覚ましいです。
負けじと本革も特に「重さ」の面で技術開発が進み、本革(牛革/コードバン)でも重さを感じないランドセルが非常に増えてきています。
それでも軽さNO.1.はやっぱり人工皮革です。
特におすすめの3選のランドセルは背負った瞬間から子どもが「軽っ!!」といってしまう程でした^^
[引用画像:池田屋ランドセル口コミ]
と、わが家の長女が熱弁しておりますのでご参考までに(笑)
池田屋は人工皮革・本革のどちらも展開していますが、池田屋が独自に開発した「ベルバイオ(人工皮革)」シリーズは牛革の質感・高級感に限りなく近づけたオリジナルの人工皮革になります。
元が人工皮革だから軽いんです♪
さらにランドセルの型によっても重さが違います。
一般的に見られるのが学習院型、キューブ型です。
学習院型は昔ながらの「ヘリがある」タイプのランドセルです。
「ヘリ」が出ている分、直接、壁や床などに擦れて傷になるのを防いでくれたりするので、耐久力があります。
見た目もスタイリッシュでカッチリとした感じですね。
キューブ型は近年人気の「ヘリがない」タイプのランドセルです。
内寸幅を広めにとれるので収納力があります。
「ヘリ」がない分、特殊な技術や過程が必要になります。
軽くて見た目もやわらかい感じです。
ヘリのあり・なしで約2cm前後、約100~200g程度(ノート1冊分くらい)、収納力や重さに若干ですが違いがでます。
3.『革の質』から比較
革の品質はランドセルの耐久性や撥水性につながります。
同じ本革を採用していても、触った感じが微妙に各工房によって違いがありますが、簡単にまとめるとこんな感じです。
- 人工皮革…比較的サラサラ
- 牛革…ボコボコしていて凹凸がある
- コードバン…ツルツルしている
[引用画像:山本鞄ランドセル公式サイト]
個人的には高級感を感じるランドセルといわれると「コバ塗り」技法を取り入れている山本鞄ランドセルや羽倉ランドセルですね。
あと、高級感といえばやっぱり黒川鞄ランドセルです。
革は最高級品質をそろえていることにくわえて、人気が非常に高いため、ほぼ4月には全モデルが完売します。
さらに、黒川鞄ランドセルの強みはコードバンに精通していることです。
コードバンの人気をしっているからこそ生まれた牛革素材ながらも質感はコードバンという「スムース牛革」は黒川鞄の人気を常に支えています。
同じくモギカバンもスムース牛革を採用しています。
コードバンの質感で牛革品質をお探しの方に黒川鞄ランドセル、モギカバンをオススメします。
ただ、黒川鞄ランドセルは前にも書きましたが人気すぎて完売が本当に早いのでご注意を!
4.『価格』から比較
ランドセルを購入するのは小学校入学前の1回だけです。
なので両親が購入するだけでなく、祖父母からお祝いに頂く家庭も多いようです。
[引用画像:ランドセル工業協会アンケート]
さらに、一般的なランドセル購入価格の平均をとると約55.000円あたりです。
近年、65.000円以上のランドセルを購入するご家庭も増えてきました。
[引用画像:ランドセル工業協会アンケート]
当サイトは工房系ランドセルをメインにお伝えしているので、金額的には65.000円以上の枠に入るランドセルが多いです。
その中でも比較的「コスパがよいランドセル」と「高級なランドセル」に分けてみました。
工房系ランドセルの中でも澤田屋ランドセルは別格で、かなりコスパがいいです。
なのに、品質もデザイン性も評判がいいです。
【低コスパで高品質な理由】
- 人工皮革のみを採用
- 自社だけの販売ルートを確保
- 販売を通販のみに限定
- 店舗数を限定
- CMや広告費をカット。口コミで広まる。
人工皮革は一番コストが抑えられるのはどこの工房系もおなじですね。
なので革の素材からコスパカット!
海外発注&大量生産して、自社で販売しているため、さらにコスパカット!
これだけでも相当な予算短縮になっています。
よく「海外発注が何となく気になる…」って声もありましたが、日本・海外問わず、ランドセル業界の品質判定は非常に厳しいからです。
実際にラン活してきた店員さんたちが口々に行っていましたが、検品評価はびっくりするぐらい厳しいそうです…
そして、口コミ!!
今はSNSが主流ですから人の声はとても力があります。
購入したママパパ達の口コミで広まっているって、ある意味最強ですしね(笑)
「低コスパで高品質」は澤田屋ランドセルの一番の魅力です。
逆にこちらの3工房はブランド力性も高く、価格にもトコトンこだわっています。
土屋鞄ランドセル
最低価格:64.000円 最高価格:135.000円
黒川鞄ランドセル
最低価格:78.000円 最高価格:298.000円
オオバランドセル
最低価格:60.500円 最高価格:198.000円
※2022年度調べ
工房系ランドセルは一つ1つ手縫いで最高級品を取り扱っているのでおのずと価格帯が高めではあると思います。
5.『使いやすさ』から比較
>>ランドセルの選び方【使いやすさ編】でもまとめましたが、使いやすさのポイントは5つあります。
- 大きさ
- 収納ポケット
- Dカン、ナスカン
- 自動ロック
- 持ち手
①大きさは収納力につながってきます。特に大事なのは大マチです。
そしてさらに重要なのは内寸サイズ!
[引用画像:澤田屋ランドセルの口コミ]
内寸は外寸から革の厚さ部分を引いたサイズになるので実際に教科書やタブレットを入れたりするサイズです。
よくランドセル選びの失敗談でも、
と、内寸を調べずに購入してしまうことも多いです。
※平均値 | 高さ | 横幅 | 奥行 |
大マチ | 31cm | 23cm | 11.5cm |
工房系ランドセルを比較してみると平均値以上のランドセルを見てみると広い!っと見た目から感じることが多かったです。
特にこの3社はシリーズによりますが、見た目から大きいと感じることがありました!
- モギカバン(たくみシリーズ)
- 黒川鞄(キューブ型)
- カバンのフジタ
もちろん他の工房系ランドセルもA4フラットファイルもタブレットもスポッっと入るのでご安心を♪
②収納ポケットは前ポケットのことですね。
好みがわかれる部分ですがマチあり・なしがあります。
[引用画像:中村鞄ランドセル口コミ]
こんな感じですね。
マチがない分、小マチ部分の方に広がってきてしまいます。
[引用画像:中村鞄ランドセル口コミ]
その分、前ポケットにマチがないので、外見フォルムがスッキリ見えます。
『マチあり・ポケット収納でも外見フォルムがスッキリしたランドセルがいい!』とお考えの方は、山本鞄ランドセルがかなりおすすめです。
③Dカン・ナスカンはどのランドセルも搭載しています。
工房によって「片側のみ」「両方搭載」でわかれています。
[引用画像:otta.g口コミ]
Dカンはその名の通り、「D」の形をしているフックで肩ベルトや前ポケット収納の中にあったりします。
[引用画像:澤田屋]
前ポケット収納の中にチョコンとあるDカンも収納にとっても便利です。
ナスカンは昔からある給食袋などをぶら下げる部分ですね。
最近では安全ナスカンと呼ばれる一定以上の重さがかかると外れるタイプのものが増えてきています。
[引用画像:くるピタランドセル]
自動ロックも持ち手も近年取り入れている工房系がグッと増えました。
[引用記事:生田鞄]
[引用画像:生田鞄口コミ]
池田屋ランドセルと羽倉ランドセルは持ち手搭載モデルがでる旧モデル向けに「持ち手」だけ販売しています。
6.『色・デザイン』から比較
お待たせしました!!
子どもがだいすきな色・デザインで比較していきます。
基本、子ども達はほぼここしかみていません(笑)
[引用画像:羽倉ランドセル公式サイト]
ランドセルの主な購入理由ランキングを見てみても『カラー・デザイン性』が圧倒的に上位を占めているのがわかりますね。
カラー・デザインは大きく3つにわかれます。
- 刺繍入り
- シンプル
- オーダメイド
ランドセル選びをしていると、やはり子どもはデザイン刺繍やパーツがおしゃれなものに引き寄せられていきます。
完全にこの辺りはお子さんの好みによりますね。
同じ「赤」「紫」といっても革の質にこだわっているから工房系だから微妙に色が違います。
またそこも楽しめる要素の1つですね。
全体的にデザインにバランスが取れているのは山本鞄ランドセルです。
他のおしゃれランドセルもまとめてみました。有名なブランドのランドセルも多数展開されています。
デザイン刺繍とが逆に「シンプル・イズ・ザ・ベスト!」のランドセルを集めました。
そこで!
シンプルなランドセルを取り扱っている工房も、そういった意見をよくご存じ!
内装のみにデザインを取り入れているランドセルが増えてきました。
こういった内装だけにデザインがあるモデルもあるので、親子で意見が違った場合はぜひ参考にしてみて下さい。
オーダーメイドはその名の通り、ランドセルの色や刺繍、背当て、ベルトの色などを自分好みに決めることができます。
特に羽倉ランドセル、萬勇鞄ランドセル、生田鞄ランドセルは公式サイトでシュミュレーションができます!
ぜひ、自分だけのオリジナルのランドセルを作りたい方はのぞいてみて下さい^^
工房系ランドセル徹底比較:まとめ
いかがでしたでしょうか。
ラン活体験談をいかして工房系15社を特徴別に比較してきました。
>>総合的なランキングだけでなく、ランドセルを特徴別に比較してみると違った視点で見れて面白いですよね。
工房系ランドセルは1つ1つ丁寧に作られていることもあり、完成度が非常に高いです。
さらに、ランドセルごとによって特徴が違うことがよくわかりました。
バランス力も非常に大切ですが、子どもさんによってはこだわりがでてくるランドセル選び。
ご家族で厳選しながらラン活をするときに、お役立てください♪
ちなみに、サクっと比較したい方向けに早見表も作ってみました。
『使いやすさ⇔背負いやすさ』『シンプル⇔カラフル』をポイントにおいてまとめています。
工房系ランドセル特徴別に比較してラン活しよう!
【工房系ランドセルを6つのポイントから比較】
いかがでしたでしょうか。
10社以上ラン活体験をして学んだランドセル選びのポイントから特徴別に比較してきました。
もう一度見直したい方、項目別に確認したい方は項目をワンクリックするとジャンプしますので、ぜひ振り返ってみて下さい♪
工房系ランドセルを総合的なランキングだけでなく、ランドセルを特徴別に比較してみると違った視点で見れて面白いですよね。
ラン活は数が多ければ多いほど、スケジュールを立てるのも選ぶのも時間がかかってしまいます。
しかも、工房系ランドセルは職人の方々が丹精込めて1つ1つ丁寧に作られているので、ラン活を見て回るだけでその熱を肌で感じます。
なので、>>総合的なランキングや>>特徴別の比較記事を、ぜひラン活スケジュールを立てるときに参考にしてみて下さい。
時間に余裕を持って、1日にタイトに予定を入れすぎると、子どもが飽きてしまうことがあるので注意が必要です。
主役は子どもですからね。
ランドセル選びは小学校入学準備前のワクワクするイベントですからどうぞ楽しんでください。
それでは、ここまで読んでいただき、有難うございました。
素敵なランドセルに出会えますように!