この記事では『絵本は最高の幼児教育』と思ってやまない私が年間500冊以上の絵本を読む長女と一緒に、おばけがでてくるおすすめの絵本と、「なぜ子どもはおばけが怖いのに気になるの?」の疑問にお答えしていきます!
おばけって実は教育にいいって知ってました?
想像上の生き物なのに、「おばけ=怖いもの」と、子供はよくわかっています。
自分の頭で怖いものを作り上げる。
まさに想像力!まさに好奇心!!
もう完全に、知育の宝庫です!脳内で何か分泌されてますよ!
しかも「怖い~」といいつつ、絵本を見る顔はニヤニヤ&目は真剣(笑)
更に、おばけのセリフ部分で声のトーンを変えると、目からも耳からも楽しめます。ママの声優力が試されますよ(笑)
今回も子ども達が大好きでお気に入りのおばけ絵本を紹介するとともに、
ミニ知育コラム⑦「なぜ子どもはおばけが怖いのに気になるの?」もあわせて紹介していきます!
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目次
おばけ絵本のおすすめ10選!
【おばけ絵本のおすすめ10選】
- ベッドのしたになにがいる?
- ばけばけばけばけ ばけたくん
- へんしんおばけ
- なくのかな
- わんぱくだんのおばけやしき
- ほんとうになっちゃうかもよ
- おばけやしきへようこそ
- ねこざかなとうみのおばけ
- おばけのバーバパパ
- おばけのどろんどろんとぴかぴかおばけ
絵本選びはもちろん、年間約500冊読破する本の虫。長女と行いました!
いつも以上に苦戦していました(笑)
もちろん、プレゼントにもおすすめですよ。
1.ベッドのしたになにがいる?
タイトルから興味をそそられませんか?読む前からドキドキしてしまいます!
子どもなら夜になると気になってしまうおばけの存在。
ちょっとした物音やベッドの下や扉の後ろにだれかいるんじゃないか・・・!?と想像に想像を重ねて急に怖くなって不安になったりすることってありますよね。
私も小さい頃、ビクビクして廊下をのぞいてみたり机の下に何かいないか確認したことがあります。
おじいちゃん家に遊びに来た孫たちが、寝る前に怖い話を聞いてしまったことから始まります。
まぁ、案の定ねむれませんよね(笑)
仕舞いには「ベッドの下になにかいる!!!」と、飛び起きて、おじいちゃんのところに走って行ってしまいます。
そしたらおじいちゃんが「わしが子どもの頃も、同じようなことがあったなぁ」と昔話をしてくれます。
その昔話の主な内容が、夜になるとすべてをおばけに結び付けて考えてしまう病です(笑)
物音が聞こえるとそれは〇〇なおばけ。
変な形のものがあるとそれは〇〇なおばけ。
その想像力のすばらしさと言ったら!!おじいちゃんはかなり頭がよかったんでしょう!
想像の世界なのに色んなおばけがたっっくさん出てきます!私は個人的に火の鳥が好きです(笑)
その話を聞いている孫たちが「それは本当は〇〇だよ~おじいちゃんったら」的に冷静なツッコミを入れていているのがかなり面白いです。
怖がらそうとしているのか、孫たちの心に癒そうとしているのか、そのギャップがたまらなくなります(笑)
最後は最終手段のあれも登場しますよ!
おばけに対しての子どもの想像力の豊かさと、誰もが夜に体験したことがある話がかみ合い、更に洋書ならではのユーモアたっぷりにまとめてくれます!
子どもの年齢によって感じ方も違いそうなので、読書感想文にもなりそうな内容です。
2.ばけばけばけばけ ばけたくん
ファーストおばけにおすすめの絵本です。
ばけたくんはくいしんぼうのおばけのこです。
色んなものを食べるとあら不思議!食べたものに変身してしまうのです!
しかも、その食べるものが個性的で面白いです!
きのことかメロンソーダ、しまいには納豆とか食べます(笑)
ただその変身能力もところどころでボロが出ています。
おばけを楽しめる1冊です。
3.へんしんオバケ
はながっぱシリーズで大人気のあきやまただしさんの絵本です!
あきやまただしさんの本はことば遊びがすてきで、考えさせられるなぞときが多いです。
頭がやわらかくなりますよ(笑)
おばけトンネルの中に入っていくと、なんと!ことばがかわっておばけに大変身!
絵もユーモアたっぷりです。
サクッと読めるので、飽きっぽい次女でも読めます。
4.なくのかな
この絵本、なぜか次女に大ヒット(笑)
男の子が道の真ん中で迷子になってしまうお話です。
パパもママもいない・・・
この場にいるのは一人だけ。
こんなとき、他のみんなだったらどうするかを冷静に考えます!
もし同じ状況で
鬼さんだったら・・・顔が面白い(笑)
お侍さんだったら・・・泣き方が面白い(笑)
おばけだったら・・・泣き方が豪快(笑)
絵がとても面白いのでついついププッw
最後は泣いてしまう男の子に、
「だれでもみんななくんだよ。ないてもいいんだよ」
の語りかけで、涙が出そうになったのはこの私です(笑)
絵のユーモアさと文章のギャップにグッときます。
次女はお侍さんの泣き方がツボのようです。
最後はパパママとあえてもちろんハッピー!
5.わんぱくだんのおばけやしき
大人気わんぱくだんシリーズからおばけ絵本です!
古い空き家をみつけておばけごっこをすることに。
なのに、なぜか自分たち以外にだれかいる感覚におそわれますが、仲間のだれかだろうと信じて疑いません(笑)
でも実際は本当のおばけだったり…
そんな怖さがありつつもいつものユーモアも入った面白い絵本です。
6.ほんとうになっちゃうかもよ
というので、載せました(笑)巻末にはしつけ絵本と書いてあります。
表紙からなんだか不気味な雰囲気ですよね。
普段の生活と絡めてくれるので、とっても読みやすいです!勝手に生活おばけのくくりにとらえています。
お風呂にはいらなかったら・・・
ご飯をたべなかったら・・・
夜寝なかったら・・・
こんなおばけになっちゃうよ!!というのをリアルに粘土絵?で表現してくれます。
リアリティ抜群!!
中々、動かないときにこの絵本みたいになっちゃうよ~と説明すると効果抜群です!
7.おばけやしきへようこそ
長女は大好きな絵本なのですが、めっちゃながいおばけ絵本です(笑)おそらくこれ、小学生でも全然イケると思います。
しっかり読んだら20分前後かかると思います。集中力のある子におすすめです。
道に迷った女の子がおばけやしきを見つけて、一晩とめてもらうお話です。
おばけや魔女たちはこぞって怖がらせようとしますが、女の子は全然怖がりません。
むしろ意見をいったりします(笑)しかも行儀よくw
洋書なので絵がリアルなので、次女は「怖~い」といいつつ、横からチラチラ(笑)
クスリと笑ってしまう面白さ&読み応え抜群です!
8.ねこざかなとうみのおばけ
大人気のねこざかなシリーズから1冊です!
この絵本の特徴はなんといっても大迫力のしかけ絵本です。
しかも、いいシーンのときに飛び出すしかけが使われているので、子どもの心をわしづかみ!
もちろん、ドはまりしてシリーズすべて読みました!
何より設定が面白い(笑)
普通だったら猫が魚を食べますが、魚が猫を食べてしまって=「ねこざかな」
しかもこの2匹、共存しています(笑)もちろん出入りも自由です。
そんな2匹?が満月をみるために島にいこうとするとおばけに会ってしまうお話です。
このおばけ意外に怖い!
正体は深海生物ですが、この絵本に出会うまでは聞いたことのない生物でした。生物にも詳しくなれますよ!(笑)
最後はもちろんハッピーエンドです。
9.おばけのバーバパパ
おそらく世界中でこんなに大人気なおばけはいないでしょう!
そして、なんにでも変身できます。
っていうか、知ってますか?バーバパパって庭で生まれたんですよ(笑)フランソワの水やりで育ちました。
この事実、意外に知らない人が多いのでびっくりされます!!
庭で生まれたバーバパパですが、最初は存在を認めてもらえません。
仕舞には一人ぼっちになってしまいます。
ですが、ある事件をきっかけに人気者に!
生まれたわが家にも変えれて、友達もたくさんできて、幸せな毎日を過ごしています。
きっかけはいつどこに落ちているかわかりませんね!
いつでも一生懸命、優しくて人気者!バーバパパシリーズの原点です。
10.おばけのどろんどろんとぴかぴかおばけ
今でも大人気の絵本ですね!
その流れで、このおばけ絵本もよく読んでいました。
おばけなのに怖がり屋でやさしいどろんどろん。
仲良くなったほたるさんを守るために、ひとはだ脱ぎます!
友達思いなシーンに、次女からも「がんばれー!」と応援が入ります(笑)
わかやまけんさんの絵本は絵がとても可愛くて、文章もわかりやすく簡潔に体の中にスッと入ってきやすいです。
だからこそ記憶に残りやすいんだと思います。
ちなみに子どもの頃、どろんどろんが白いおたまじゃくしと信じて疑いませんでした(笑)
▼覚えている限りで一番最初に読んだ絵本です!▼
▼大人気絵本!こんなにおいしそうホットケーキは見たことないです(笑)▼
まとめ
【おばけ絵本のおすすめ10選】
- ベッドのしたになにがいる?
- ばけばけばけばけ ばけたくん
- へんしんおばけ
- なくのかな
- わんぱくだんのおばけやしき
- ほんとうになっちゃうかもよ
- おばけやしきへようこそ
- ねこざかなとうみのおばけ
- おばけのバーバパパ
- おばけのどろんどろんとぴかぴかおばけ
おばけ絵本の中でも有名どころから長女が読んでハマったものを厳選しました。
怖いけど可愛らしいおばけたちがたくさん!
>>【妖怪の絵本のおすすめ10選】絵本好きへのきっかけに!怖さと面白さは紙一重とあわせて読めば、「こわ~い」と言いながら楽しんで読めますよ!
知育コラム⑦「なぜ子どもはおばけが怖いのに気になるの?」
リハビリ療法士つきしばが積み上げてきた医療知識と、3姉妹の子育て経験をあわせてミニ知育コラムを作りました!
ミニ知育コラムシリーズ第7弾です。
さて、子どもはおばけを怖い存在だと知っているのに、なぜか好きだったりしませんか?
それには遊園地のアトラクションやホラー映画にも同じことが言えます。
- ジェットコースターやおばけやしきが人気なのはなぜ?
- ホラー映画がヒットするのはなぜ?
- つり橋はゆらゆらして怖いのに観光スポットなのはなぜ?
たしかに、どちらも怖くてドキドキするものなのに、大人気ですよね!
その理由はやはり脳にあります。
脳には表面的なものと、奥の深い所にあるものに分かれています。
表面的なものは、カラフルな部分ですね。
奥の深い所は、横からみると青い丸で囲ってある部分です。
ここは大脳辺縁系(だいのうへんえいけい)とよばれていています。
簡単にいうと人間の本能な部分ですね。
例えば、怒ったり不安になったり、喜んだり、考えたり、記憶したり、感情的になったり・・・欲求的なものに近いです。
ただ、欲求や本能に忠実すぎては生活できません。
それを先ほどのカラフルな部分。
主に前頭葉(ぜんとうよう)を中心にコントロールしているのです!
なので、怖い!と思っていても、コントロールしようとドキドキしたり。
怒って爆発しそう!と思っていても、コントロールしようとイライラしたり。
発表会で緊張していても、終わった後、ホッっとしたり。
特に子どもは本能に忠実です!
うまくコントロールできないからこそ、怖さとドキドキが紙一重なんですね。
裏を返せば、怖いものをコントロールしようとすると前頭葉が猛烈に活性化するということです!
まさしく知育!!
もちろん怖さの基準は人それぞれですが、怖すぎなければ逆に脳にはとても良い刺激ですね。
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さいごに
正直、私自身ホラー映画とか怖いTVが苦手です。
なのに、なぜか流れていると見てしまいます(笑)
そして見終わると、変な達成感が芽生えるときがあります。
大人でも子どもでも、”ドキドキ”と”ホッとする”するギャップは楽しいものですね。
読み聞かせをするときに、おばけの声色をまねて臨場感を出そうとしますが、
あまり怖いという効果はなさそうです(笑)
おばけ絵本でこどもたちのドキドキ・ワクワクを更に引き出してみてはいかがでしょうか。